「iPhone関連同行」 2018年2月22日

 

今更だが、iPhoneの動向がパネル市場にもたらす影響は相変わらず大きいと思う。

 

iPhoneが採用すると明らかになってから中小型OLEDへの期待が一気に拡大したのがここ2年くらいの話。

しかし、直近のiPhoneで液晶需要が復活しそうになるとOLEDの設備投資が韓国を中心に急ブレーキ?

 

もちろん最終消費者から見たらiPhoneのパネルが液晶かOLEDかなんて関係ない。

要は端末自体のコスパだが、そういう意味ではiPhoneXの999ドル~ という価格は高すぎた。

液晶パネル搭載機種のiPhone8/8+も従来の価格から上がっている。

iPhoneといえど(そしてiPadも)、数が出るのは安い機種なのが、特にこの1~2年に顕著。

 

それゆえ、今年新たに市場に投入されるらしい6.5型OLED・5.8型OLEDと、6.1型液晶

(そして廉価版としての4.7型液晶?)の搭載機種の価格がそれぞれいくらくらいに設定されるのか、

それによってOLEDと液晶のそれぞれのサプライチェーンに天国と地獄が待っていそうな気がする。

 

端末コストの大きな部分を占めるパネル価格も、それぞれどの程度になるのか?

事実上今年も1社供給と思われる6.5/5.8型OLEDの価格は、100ドルを切るのか?

6.1型液晶はFA化とノッチ加工のため従来の4.7型や5.5型に比べてどのくらいコストがあがるのか?

要注目と思う。